When she returned, | she wrote | about her experience | and created | a guidebook about it. |
/wen ʃɪ rɪˈtɚnd/ | /ʃɪ ˈroʊt/ | /əbaʊt ə ɪksˈperɪens/ | /ən krɪˈeɪtəd/ | /ə ˈgaɪdbʊk abaʊt ɪt/ |
ウェンチェレタン(ド) | チェロウ | ラバウラエクスペレエン | ツァンクレエイレ | ラガイ(ド)ボカバウレ(ト) |
帰ったら彼女は | 書いた | 彼女の経験について | それで作った | その (アラスカの) ガイドブックを |
母音に挟まれた /t/ と /d/
この文では母音に挟まれた /t/ と /d/ に注目してみよう。これを上手に使うとアメリカ人っぽくなるよ。
/t/ と /d/ は舌と歯茎で空気の流れを止めて、それを放すことで破裂する音を出すものだ。
でも、この /t/ と /d/ が母音に挟まれたとき、特にアメリカの英語ではなのだけど、「ラレロ」のような音になる。舌先のどちらかというとやや裏側で、歯茎の出っ張っているところを奥から前、上から下に払うようにするんだ。標準の日本語の「ラレロ」よりも下品な感じ、江戸弁のベランメエ調の「ラレロ」だ。
Get up! は「ゲラ(プ)」、Good afternoon. は「グラフタヌヌ」…ほぼ、全てこうなると思っていい。
では、この文ではどこに出てくるかと言うと、
she wrote about her experience and created a guidebook about it.
「シェロウラバウラエクスペレエンツァンクレエイレラガイ(ド)ボカバウレ(ト)」
about her の部分も her の /h/ が落ちて「アバウラ」のようになる。