Return to EEC1 Lesson 1 Scene 1

Her first trip was to Alaska by steamship.

Her first tripwas to Alaskaby steamship.
/ə fɚst ˈtrɪp//wəz tə əˈlæskə//baɪ ˈstimʃɪp/
アファスチェ(レ)(プ)ワズタアスカバエスティムシェ(プ)
彼女の最初の旅行はアラスカ (まで) だった蒸気船で

Her first trip

代名詞の her と次の trip を前から修飾する形容詞の first には強勢は置かない。強勢を置くのは名詞の trip だけだ。

このかたまりで必要なことは説明済みだ。

trip (/trɪp/) は「トゥリップ」ではないよ。最初の /tr/ は一つの子音だ。/t/ と /r/ の2つの子音が続いているのではない。「チャ チュ チョ」より少し舌を後ろに動かして「チャ チュ チョ」と言う音だ。母音の /ɪ/ は「イ」ではない。どちらかと言うと「エ」に近い音だ。そして、最後の /p/ は破裂をさせない。唇を閉じて空気の流れを止めたらおしまいだ。

Her の最初の /h/ は取っ払ってしってかまわない。別に取らなくても構わないけれど、「ハー」ではない。いいところで「」くらいだ。

first (/fɚst/) の最後の /t/ と次の trip の最初の /t/ で破裂音が重なるので、前の方の /t/ は省略されてしまう。

アファス」 と弱く短くいい加減に言ったあとに「チェ(レ)(プ)」を続ければ良い。

was to Alaska

日本語だと「最初の旅行はアラスカだった。」なのだけど trip = Alaska ではない。最初の旅行は「アラスカに行ったこと」なので、英語では Alaska の前に「〜へ」の to が必要だ。

A・las・ka (/əˈlæskə/) は真ん中の las に強制がある。気持ち的には「アスカ」だ。

/l/ は舌先を歯茎につけるようにしよう。/l/ の発音はまだ慣れないかもしれないが、舌は平べったいまま、舌先がちょっとだけ歯茎につけばいいんだ。/l/ は舌先を歯茎につけて「舌の両脇から空気が流れる音」という説明をする。間違いではないんだけど、意識するばかりに舌が反り返って籠もった音になっちゃう人がいる。それはダサい。舌先はちょっとだけ歯茎に触れるだけでいいんだ。難しければ舌は前歯の後ろにつけてもいいし、何なら前歯を舌先に突き立てるようにしてもいい。

母音の /æ/ は「エ」と「ア」の中間の音だ。

to は「トゥ」ではないよ。前置詞で強勢はないから /tə/ だ。

そして、これは次の Alaska の先頭の /ə/ とつながっていしまう。どういうことかと言うと、「ワズタ」で was to と Alaska の先頭の /ə/ まで発音できてしまっている。「ワズタ」を弱く短くいい加減に発音したら「レアスカ」を続ければいい。

by steamship

steamship は steam (蒸気) と ship (船) という2つの名詞がつながってできた名詞だ。名詞+名詞は前の方に強勢を置くんだったね。なので「ティムシェ(プ)」(/ˈstimʃɪp/) だ。

前半、steam の /t/ だけれど、無声音の破裂音は強制のある音節では「気音」を入れるんだったね。でも、ここは例外だ。前に /s/ があるときは /s/ にエネルギーが吸い取られてしまうので気音は入らない。team は「ティ」だけれど、steam は「ティ」でいいんだ。他にも、pin は「ペ」だけど spin は「」、tile は「タエル」だけれども style は「エル」だよ。

steam の /i/ は「イ」だけれど、ship の /ɪ/ は「エ」に近い音だよ。そして、steam の先頭は /s/ で ship の先頭は /ʃ/ だ。この違いをはっきりと区別しよう。


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